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FAMILY NOTE

戸籍に残るのは名前と日付だけ。どんな人だったかは、誰も書き留めない。

Why

聞けたはずのことが、聞けなくなる

祖父がどんな仕事をしていたかは知っています。 けれど、どんな口ぐせがあったか、何を食べるのが好きだったか、 どうしてその土地に移り住んだのかは、もう誰にも聞けません。 名前と生没年は戸籍に残ります。その人がどんな人だったかは、どこにも残りません。

困るのは、失われたことに気づく瞬間がずっと後にくることです。 聞ける時期にはまだ興味がなく、興味を持ったときには相手がいません。 写真は残っていても、写っている人の名前が分からないアルバムが増えていきます。

FAMILY NOTE は、その間を埋めるための道具です。 系図を作ることが目的ではなく、 人物像を文章として書き留めることを中心に据えています。

Features

できること

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Guide

家族に話を聞くときのコツ

いざ聞こうとすると、たいてい失敗します。 「どんな人生だった?」と切り出して、「まあ、普通だよ」で終わるやつです。 アプリを使うかどうかに関係なく効く進め方を書いておきます。

大きい質問から始めない。 人生や価値観のような大きな問いは、答える側が要約を強いられるので難しいのです。 「子供の頃の家はどんな間取りだった?」 「初めて買った車は何?」 「学校からの帰り道はどこを通ってた?」 のように、思い出せば答えられる具体的な問いから入ると、そこから勝手に話が広がります。 抽象的な話は、具体的な話の副産物として出てきます。

写真を触媒にする。 何もない状態で記憶を引き出すのは、本人にとってもしんどい作業です。 古いアルバムを開きながら聞くと、 写っていない人のことや、撮った日の天気まで出てくることがあります。 ついでに写真の裏に誰が写っているかを書いておくと、それだけで資料になります。

一度に長く聞かない。 一回30分程度で切り上げて、何度かに分けるほうが結果的にたくさん聞けます。 長時間の聞き取りは、聞く側より話す側が疲れます。 「また今度」を作っておくと、次までに相手が思い出しておいてくれることもあります。

録音するなら先に断る。 黙って録るのは、あとで気まずくなります。 「忘れたくないから記録していい?」と一言かけるだけで構いません。 断られたら、その場はメモに切り替えてください。

踏み込まない領域を作る。 戦争、病気、離婚、亡くなった家族。 話したくないことは必ずあります。 口が重くなったら深追いせず、話題を変える。 記録を残すことより、関係が続くことのほうが大事です。 話してくれなかったという事実も、書き留めておけば後から意味を持ちます。

Design

なぜ1枚のHTMLで書き出せるようにしたか

デジタルの記録は、紙より長持ちすると思われがちですが、実際には逆のことがよく起きます。 サービスが終了する。会社がなくなる。 形式が古くなって開けるソフトがなくなる。 アカウントのパスワードが分からなくなる。 三十年後に開けるかどうかで考えると、独自形式のデータは心もとない選択肢です。

そこで FAMILY NOTE は、記録をまるごと 単一のHTMLファイルに書き出せるようにしています。 画像も含めて一つのファイルに収まり、 ブラウザさえあれば開けます。 特別なソフトもインターネット接続も要りません。 USBメモリに入れて渡すことも、印刷することもできます。

このアプリがいつか使えなくなっても、書き出したファイルは残ります。 家族の記録を預かる道具としては、 自分がいなくなっても中身が読めることが最低条件だと考えています。

記録は端末のブラウザ内に保存されます。 ブラウザのデータを消すと記録も消えるため、 大事な内容はこまめに書き出して、別の場所にも保管してください。

FAQ

よくある質問

記録は外部に送信されますか

送信していません。入力した内容はお使いのブラウザの中にだけ保存されます。アカウント登録も不要です。反面、別の端末とは同期されないので、共有したいときは書き出したファイルを渡してください。

家系図はどこまで大きくできますか

人数の上限は設けていません。ただし世代が増えるほど図は横に広がるので、印刷して渡す場合は範囲を区切ることをおすすめします。

亡くなった人だけを記録するものですか

いいえ。むしろ健在なうちに書き留めておくためのものです。本人に確認しながら書けるので、記録の正確さがまったく違います。

書き出したファイルは誰でも開けますか

ブラウザで開ける一般的なHTMLファイルです。パスワードはかかっていないので、内容には配慮して保管・共有してください。